面接の返事が遅い…いつまで待つ?問い合わせは失礼?キャリアのプロが不安に答えます

こんにちは。キャリアアドバイザーの高橋美咲です。「面接の手応えは良かったはずなのに、一向に連絡が来ない…」そんな風に、スマートフォンの受信ボックスを何度も確認してしまう夜を過ごしていませんか?その不安、痛いほどよく分かります。

連絡が遅いと、「もう不採用なのかな」「サイレントお祈りだったらどうしよう」と、どんどんネガティブな想像が膨らんでしまいますよね。でも、少しだけ落ち着いてください。実は、面接の返事が遅いのには、あなたが思う以上に様々な「企業側の事情」があるのです。

この記事では、私が人材サービス会社で見てきた多くの実例をもとに、返事が遅れるリアルな理由と、あなたの評価を下げずにスマートに状況を確認するための具体的な方法を、Q&A形式で丁寧にお答えします。

Q1. 面接の返事が遅いのは、不採用のサインですか?

いいえ、決してそんなことはありません。もちろん、残念ながらご縁がなかったというケースもありますが、連絡が遅いことが即不採用に結びつくわけではないのです。むしろ、あなたへの評価が高いために、選考が慎重に進んでいるというポジティブな可能性も十分にあります。

企業側でよくあるのは、応募者が非常に多く、すべての候補者の面接が終わるまで時間がかかっているケースです。また、現場の担当者と人事、そして最終決裁者である役員など、複数部署での承認プロセスに時間がかかることも日常茶飯事です。決裁者が長期出張中だった、ということも珍しくありません。

特に、あなたをどの部署に配属するのが最適か、複数の部署で検討している場合、調整に時間がかかり、結果として連絡が遅くなることがあります。これは、あなたへの期待の裏返しとも言えるでしょう。

Q2. 一般的に、どれくらい待つのが普通ですか?

面接時に「結果は〇日以内にご連絡します」と伝えられている場合は、その期間が目安になります。もし何も言われなかった場合、一般的には1週間から10営業日(約2週間)ほど待つのが一つの目安と考えてよいでしょう。

もちろん、これはあくまで目安です。企業の規模や応募したポジションによって、選考スピードは大きく異なります。大切なのは、やみくもに不安になるのではなく、冷静に待つ姿勢です。そして、もし可能であれば、面接の最後に「本日の選考結果は、いつ頃ご連絡いただけますでしょうか?」と一言確認しておくことを、私はいつもお勧めしています。

Q3. 問い合わせをするのは、失礼にあたりますか?

いいえ、適切なタイミングと丁寧な言葉遣いであれば、問い合わせをすることが失礼にあたることは全くありません。むしろ、あなたの入社意欲の高さを示すアピールに繋がることもあります。

ただし、焦りは禁物です。面接後2、3日で「結果はまだですか?」と問い合わせるのは、相手の都合を考えていない、せっかちな人という印象を与えかねません。先ほどお話しした目安期間を過ぎても連絡がない場合に、初めて行動に移しましょう。

連絡方法は、電話ではなくメールが基本です。相手の都合の良いタイミングで確認してもらえ、やり取りの記録も残るため、お互いにとって最もスマートな方法と言えるでしょう。以下に、私が実際に求職者の方にお勧めしているメールの文例をご紹介します。

件名:〇月〇日の面接結果に関するお問い合わせ([あなたの氏名])
株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇月〇日に、〇〇職の面接をしていただきました、[あなたの氏名]と申します。
その節は、お忙しい中、貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。

面接を通して、貴社の〇〇というビジョンに改めて深く共感し、
ぜひ貴社で貢献したいという気持ちが一層強くなりました。

大変恐縮ながら、その後の選考状況について、
いつ頃ご連絡をいただけるか、おおよその目安をお伺いしたく、
ご連絡いたしました。

ご多忙のところ大変恐縮ですが、
お手すきの際にご返信いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

————————————————–
[あなたの氏名] メールアドレス:xxxx@xxxx.com
電話番号:xxx-xxxx-xxxx
————————————————–

不安な時間も、次への準備期間に

面接の結果を待つ時間は、誰にとっても落ち着かないものです。しかし、その時間もまた、あなたにとって大切なキャリアの一部です。もしご縁がなかった場合のことも考え、他の企業の選考準備を進めるなど、時間を有効に使ってください。

あなたの真摯な姿勢は、必ず見てくれている人がいます。大丈夫ですよ。自信を持って、堂々と結果を待ちましょう。

木原 雄一

この記事の監修者

木原 雄一

編集長 / 元・東証プライム企業 管理職

監修者コメント:高橋さんの解説は、採用側の実情を的確に捉えています。管理職時代、優秀な候補者ほど、処遇の決定や配属先の調整で返事が遅れてしまうケースは頻繁にありました。この記事にある通り、適切なタイミングでの丁寧な問い合わせは、むしろ好印象に繋がります。不安な気持ちは分かりますが、焦らず、しかし戦略的に行動してください。

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