【ガクチカがない君へ】元管理職が明かす面接官が本当に知りたい『すごい経験』の正体

こんにちは。編集長の木原です。この記事を読んでいる君は、もしかしたらエントリーシートを前に頭を抱えている最中かもしれません。「学生時代に力を入れたこと、なんて言われても自分にはそんな特別な経験なんて何もない・・・」と。

サークルの代表でもなく起業したわけでもなく留学経験もない。周りの友人の華々しいガクチカを聞くたびに、どんどん自信を失っていく。その気持ち、痛いほどよく分かります。

しかし、私が20年間、採用の現場で数千人の学生と向き合ってきた経験から一つだけ君に伝えたい真実があります。それは、多くの学生が『ガクチカ』という言葉の意味を、根本的に誤解しているということです。この記事を読めば、その呪縛から解放され君だけの最高のガクチカが必ず見つかります。

なぜ、企業は「ガクチカ」を聞くのか?そのたった一つの本質

まず、大前提からお話ししましょう。我々、採用担当者がガクチカを通して知りたいのは君の『すごい経験自慢』ではありません。もしそうなら学生時代の経験だけで、その後の40年の社会人人生が決まってしまうことになります。そんな馬鹿な話はありません。

我々が本当に知りたいのは、たった一つ。それは、君が『未知の課題に対してどのように考え、行動し、乗り越えようとする人間なのか』という君だけの思考と行動のプロセスなのです。

つまり、経験の大小や結果の成否は実は二の次。大切なのは、その経験を通じて君が何を学びどう成長したのか。その『再現性のある強み』を見つけ出すこと。それこそがガクチカの本質なのです。

「すごい経験」は、君の日常に眠っている

「でも、やっぱり自分には何もないよ・・・」そう思う君に、魔法の質問を授けましょう。それは、「学生時代、一番『頭を悩ませた』経験は何ですか?」という問いです。

それは、サークルやゼミの話でなくてもいい。アルバイト先での些細な出来事でいいのです。

例えばこんな経験はないでしょうか。

『アルバイト先の飲食店の新人教育がバラバラで、新人がすぐに辞めてしまうことに問題意識を感じていた』
『ゼミのグループワークで、やる気のないメンバーがいて発表の準備が全く進まなかった』

これらは一見すると地味でネガティブな経験に見えるかもしれません。しかし、これこそが君だけのガクチカの『最高の原石』なのです。

原石を「ガクチカ」に磨き上げる3つのステップ

では、その原石をどう磨けばいいのか。以下の3つのステップであなたの経験を整理してみてください。

ステップ1:課題の発見(What)

その時、君はどんな『課題』に直面しましたか?(例:新人の離職率の高さ、チームの非協力的な雰囲気)

ステップ2:打ち手と工夫(How)

その課題を解決するために君はどんな『打ち手』を考え、どんな『工夫』をしましたか?(例:簡単な業務マニュアルを自主的に作成した、やる気のないメンバーに個別に声をかけ得意な役割を割り振った)

ステップ3:結果と学び(Result & Learn)

その行動の結果、どんな『変化』が起こりましたか?そして、その経験から何を『学び』ましたか?(例:新人の不安が減り、質問しやすい雰囲気が生まれた。結果、離職率が改善した。この経験から、相手の立場に立って仕組みを考えることの重要性を学んだ)

見てください。華々しいリーダー経験などなくても、君の『課題発見能力』『主体性』『周囲を巻き込む力』そして『学びとる力』を雄弁に物語る最高のガクチカが完成したではありませんか。

君は、君が思うよりもずっとすごい

就職活動は、自分という人間を生まれて初めて商品として見つめ直す過酷な作業です。周りと比べて、自信を失うのは当然です。

でも、忘れないでください。君がこれまで生きてきた学生生活の中に君だけの物語が、必ず眠っています。大切なのは、その価値に君自身が気づいてあげること。

我々、企業の人間は、完成されたスーパーマンを探しているのではありません。未完成でも、自分の頭で考え、もがき一歩でも前に進もうとする愛すべき『原石』を探しているのです。君は、そのままで最高の原石なのだから。

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ガクチカのよくある質問(Q&A)

Q.
本当に、アルバイトやゼミの話でも大丈夫なのでしょうか?
A.
全く問題ありません。むしろ、多くの学生が話すサークル活動の話よりも、アルバイトでの課題解決経験の方がビジネスの現場に近いリアルな学びとして、面接官に響くことさえあります。大切なのは「どこで」経験したかではなく、「何を考え、どう行動したか」です。自信を持って語ってください。
Q.
話せるエピソードが、どうしても一つしか思いつきません。複数の面接で同じ話をしてもいいのでしょうか?
A.
はい、大丈夫です。無理にたくさんのエピソードを用意する必要はありません。一つの経験をこの記事で紹介した3つのステップで深く掘り下げ、あなただけのエピソードとして完璧に磨き上げることの方が、よほど重要です。その一つの経験からあなたの人柄や強みは十分に伝わります。
Q.
話すのが苦手で、うまく伝えられる自信がありません。
A.
そのための準備です。この記事の3つのステップに沿って、話したい内容を一度、文章に書き出してみてください。そして、それを声に出して読んでみる。この練習を繰り返すだけで、話の構成が頭に叩き込まれ、自信を持って話せるようになります。流暢に話すことより自分の言葉、誠実に伝えようとする姿勢が何より大切ですよ。

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UZUZ新卒

佐藤 拓也

この記事の監修者

佐藤 拓也

キャリアライター / 第二新卒のリアルを語る

監修者コメント:編集長の言葉、僕が就活生の時に聞きたかったです。僕もまさに「すごい経験なんて何もない」と、頭を抱えていた一人でした。この記事で解説されている『課題解決のプロセス』という視点は、本当に目から鱗です。地味なアルバイト経験もこの魔法のフレームワークにかかれば最高の自己PRに変わりますね。

木原 雄一

編集長 / 元・東証プライム企業 管理職

はじめまして、木原 雄一です。 「今の仕事、このままでいいのかな…」かつての私も、あなたと全く同じように悩んでいました。 東証プライム企業で20年。管理職も経験し、採用する側の立場も、部下を育てる立場も経験しました。傍から見れば恵まれた環境。でも、だからこそ見えてくる「組織のリアル」と「個人の幸せ」のズレがありました。 「本当にやりたいことは、ここじゃないかもしれない」 その気持ちに蓋をするのをやめ、2025年6月末に退職。私自身が大きなキャリアチェンジを経験した当事者として、そして20年間で数多くのキャリアを見てきた先輩として、このメディアを立ち上げました。 転職は、怖くて当たり前。でも、正しい知識があれば、それは「最高の未来を選ぶための冒険」に変わります。あなたの冒険の、信頼できる地図になれたら嬉しいです。

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